関の備忘録

私立文系大学生。日々の備忘録。

8050問題を大学生が真剣に考えてみた

f:id:morninglive0700:20191229084538j:image

 

 引きこもりは辛いですよね。

 

僕は小学校の頃不登校になり、家に引きこもっていたことがあります。

大半の人は引きこもったことがないと思います。

 

 

 

 

引きこもってしまうと想像絶するほど辛いです。

冬の朝4時の布団から出なきゃいけない100倍は辛いです。

 

 

 

 

 

人に会うのは怖い。昼間に街に出れるわけもなく、たまに家に出る時間は深夜になります。もちろん人に合わない場所でしか歩けません。

 

 

 

 

 

 

幸い今は社会復帰することが出来て、何事も無く生活できています。

だからこそ「8050問題」は見過ごすことが出来ませんでした。

 

 

 

f:id:morninglive0700:20191230192121p:plain

 

 

8050問題

「8050問題」という言葉をご存知だろうか。「80」代の親が「50」代の子どもの生活を支えるという問題である。

 

 

 

 

 

 

背景にあるのは子どもの「ひきこもり」だ。ひきこもりという言葉が社会にではじめるようになった1980年代~90年代は若者の問題だったが、約30年が経ち、当時の若者が40代から50代、その親が70代から80代となり、長期高齢化になった。

 

 

 

 

 

 

こうした親子が社会的に孤立し、生活が立ち行かなくなる深刻なケースが目立ちはじめています。

 

 

 

 

 

 

この問題が、顕在化したきっかけは札幌のアポーとで80歳の母親と50歳の娘の遺体が発見されたことがきっかけである。警察によると二人の死因は、栄養失調による衰弱死と母親が亡くなったことによりしばらく後に娘も亡くなっている。

 

近所の人によると、娘は10年以上ひきこもりの状態で、買い物や食事の世話は母親がしながら、地域とのつながりも避けるように暮らしていたと言います。医療や福祉の支援も受けていなかったとみられています。

 

www3.nhk.or.jp

 

 

 

 

 

 

おそらくこの事実を知った人は

「ふーんそうなんだ」程度の認識になってしまうと思います。

 

 

 

 

 

それもそのはずです。

だって引きこもりって馴染みのある問題じゃないですもんね。

 

 

 

 

 

あなたの周りに引きこもっている人いますか???

いないっすよね。だって引きこもってますし引きこもっている側も世間に知られないように隠しています。

 

 

 

 

 

 

だからこそ、札幌の問題のような事件が起きてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 この問題の背景には、主に2つ。

・社会との断絶

・認められない病気

 

 

 

 

 

 

 

社会との断絶

日本は失敗を許さない社会です。これは学生や社会人のみなさんも気づいているのではないでしょうか。

履歴書社会で一度レールに外れてしまうと、社会復帰するのは難しいでしょう。

 

 

 

 

 

この感覚は、実際に引きこもってしまった子どもだけでなく親にまで伝染します。

世間の目から逃げるように引きこもりの事実をひた隠しにします。

 

 

 

 

 

少しづつ社会から離れていきます。そうすることで支援のきっかけを逃してしまいます。問題を後回しに後回しにしてしまうことで、助かる問題も助からずに引き返せない問題になってきてしまいます。

 

 

 

 

 

認められない病気

負の連鎖は続きます。

 

 

 

 

 

 

親子で世間から離れることで、正しい現状認識が出来なくなります。

引きこもりの多くは精神疾患や障害が要因である場合があります。

 

これは日本で認められていない場合が多くあります。

 

 

 

 

 

ジャーナリストの池上さんは次のように述べています。

 

ひきこもりの方たちの中には確かに精神疾患を抱えた人たちもいるんですけども、一方で社会的ストレスで、今の生きている社会から自分を守るために、命を守るために、あるいは尊厳を守るためにひきこもらざるを得なくなっている人たちが、最近増えているような傾向がありますね。

 

 

 

 

このように引きこもりには様々な原因がある中で、

何が原因か分からなくなってしまいます。

 

 

 

 

 

 

もしあなたの周りに引きこもりで困っているなどで困っているのならば

すぐに誰かに相談してください。

 

 

 

 

 

都道府県政令指定都市には「ひきこもり地域支援センター」というものがあります。支援の対象を39歳までと年齢で区切ってしまっている場合はお住まいの市町村にある、「生活困窮者支援窓口」へご連絡ください。「生活困窮」という名前ではありますが、ひきこもっている本人や家族の相談・支援も行っています。

 

 

 

きっと助かる道はあります。

一人で悩まないでください。

 

 

 

 

話を聞く程度の相談なら受け付けることができるので

そんな方がいればご連絡ください。

 

 

 

以上