スタンフォード式の最高の睡眠を身に着けろ!!
スタンフォード式最高の睡眠
Sleep is an essential part of life but more importantly,sleep is a gift.
睡眠は人生において「必要不可欠なもの」の一つである。
しかし、もっと大事なものは、睡眠は「ギフト」であるということだ。
最高の睡眠を確保し、日中のパフォーマンスを最大化するために、本著は、スタンフォード大学で30年近く睡眠を研究して得た知見を軸に「あなたの睡眠を、あなた史上最高にする」方法をお伝えする
世界一の睡眠研究はスタンフォードにある
睡眠医学の歴史は新しく、1,953年にアメリカの大学の中でいち早く睡眠医学に注目したのがスタンフォードである。
1990年には、アメリカ議会の要請を受けて睡眠障害の実態を調査した。睡眠障害は様々な病気に繋がり、産業事故を含めて700億ドルの損失になると試算を出した。
この発見から、睡眠の重要性が認知されアメリカ国立睡眠研究所の設立につながった。これから、スタンフォードは睡眠医学の発達に大きく貢献した。
最初の90分を深くしろ
睡眠(寝ている時間)と覚醒(起きている時間)は2つで一つ。良い睡眠がなければ良い覚醒はなく、良い覚醒によって良い睡眠も得られる。
眠りには、レム睡眠(脳は起きていて体が眠っている睡眠)とノンレム睡眠(脳も体も眠っている睡眠)の2種類があり、それも繰り返しながら眠っている。
寝付いたあと、すぐに訪れるのはノンレム睡眠で最初の90分間のノンレム睡眠は、睡眠の中で最も眠りの深い眠りである。
上記の図の通り、「最初のノンレム睡眠」が最も深く眠り明け方になるほど浅い眠りになる。つまり、この90分の眠りが最高の睡眠の鍵を握っているのだ。
寝始めがつくる「最強のホルモン」
最初の90分では、グロースホルモンという最強のホルモンが分泌される。
グロースホルモンは、大人の細胞の増殖や正常な代謝を促進させる働きがある。アンチエイジング効果も期待されている。また、睡眠欲求も最初のノンレム睡眠で多くが解放される。
つまり黄金の90分の質を高めれば、すっきりとした朝を迎えることができ、昼間の眠気をなくすことが出来る。
寝る時間がなくても絶対に90分の質を下げてはならない。なぜなら、最初の90分間を阻害すると、その後の睡眠に響いてしまい、2週目から睡眠のリズムが崩れてしまう。
「Better than nothing]の法則
ここで重要なのは、ショートスリーパー以外の人は最低6時間寝ることを目指してほしい。
しかし、多くの社会人は6時間を確保することが難しいかもしれない。そこで、Better than nothingの発想である。「やらないよりはまし」である。
良く寝るだけでは、パフォーマンスはあげれない。しかし、眠り方を変えることで睡眠の質が高まり、覚醒時のコンディションが整うばかりか、パワーも増大する。
パフォーマンスを高めるために、黄金の90分を意識してみて欲しい。明日から睡眠を意識してパフォーマンスを爆上げしていこう。