知識をアップデートせよ。
突然ですが、ここで問題です。
第一問
世界中で極度の貧困にある人の割合は、過去20年間でどう変わったでしょうか?
A.約2倍になった
B.あまり変わっていない
C.半分になった
第二問
世界中の一歳児出で予防接種を受けている割合はどれくらいでしょうか?
A.20%
B.50%
C.80%
答えは、どちらもCです。
皆さんは当たりましたでしょうか?
きっと多くの方は、間違えてしまったのかもしれません。
しかし、安心してください。
これらの正答率は弁護士や教授、一般人合わせて10%程度です。
なぜ多くの人が間違えてしまうのか?
それは、知識のアップデートがされておらず昔の知識で止まっていて
感覚的に生きているからである。
ここで貧困について下記のデータを見てください。
これは、先進国と途上国について子供の数で分類したデータです。
「ほら!貧困なんて変わらないじゃないか!!」
さて、このデータを見て何かおかしいところはありませんでしょうか??
これが現在のデータです。
前者のデータは1965年のデータで、後者は2017年の最新のデータです。
どうですか??
頭の中で貧困を思いうかべると、昔のデータで考えていませんでしたか。
このデータを比べれば、貧困が半分になったのも納得だと思います。
ファクトフルネスでは
1) いかに一般人の世界の見方が思い込みにとらわれているかを明らかにすること
2) データに基づいて世の中を正しく解釈すること
をまとめてくれています。
本著の中では、なぜ人間は感覚的なデータで満足するのか分析しています。
このルールを意識すればきっとあなたも正しい世界の認識が出来ます。
まとめ
思い込みを捨てて、データを使って正しく世界を見ること。
そのためには、知識のアップデートが必要である。
しかし、これも覚えておいてください。
「数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う」
ぜひおすすめの本なので一読ください。